2024年09月12日

屋根のある駐車場で暮らしが変わる!屋根付き駐車場のメリットや種類を解説


自宅の駐車場に屋根がなく不便を感じている人も、多くいるのではないでしょうか。駐車場を屋根付きにすれば、利便性は格段に高まります。屋根を付ければよかったと後悔している人も、外構リフォームで屋根付きにできるのはご存知でしょうか。そこで今回は、屋根のある駐車場にするメリットや種類などを詳しく解説していきます。

1.屋根のある駐車場のメリットとは?

屋根のある駐車場にすると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

1-1.天候を気にしなくて済む

屋根のない駐車場だと、雨の日には車に乗り降りする際に濡れてしまうのは避けられません。近年、短時間に猛烈な雨量のゲリラ豪雨が増ええています。そのような時に、いちいち傘を使って乗り降りするのは煩わしいものです。屋根のある駐車場ならそのような面倒はなく、子どものいる人や多くの荷物のある時にも便利です。

1-2.洗車の回数を減らせる

車の汚れは、主に雨が原因なのはご存知でしょうか。雨はただ車が濡れるだけだと思われがちですが、雨にはさまざまな汚れの成分が含まれ、雨が渇いても汚れは車体に残ってしまうのです。屋根のない駐車場の場合は、車を停めているだけで車が汚れていってしまうというわけです。その点、屋根のある駐車場なら雨によって車に汚れの付着するのを防げ、洗車の回数を減らせるでしょう。

1-3.車の劣化を防ぐ

車体の塗装は紫外線によって劣化していき、色褪せたりはげたりしていってしまいます。塗装のはげたところから錆びが発生し、車体の劣化が進んでいきます。屋根のない駐車場の場合、走行させなくても直射日光にさらされているだけで、車が劣化していっているといえるでしょう。屋根のある駐車場なら、車体へのダメージ・塗装の劣化などが防げます。

1-4.自転車・バイクなども置ける

屋根のある駐車場は、車を停めてもまだスペースに余裕があれば、自転車やバイクなども置けます。雨に濡れることなく自転車やバイクが保管できて便利です。

1-5.物干し場にもなる

屋根のある駐車場の種類によっては、屋根のみで壁はないので風通しがよく、物干し場にも使えます。雨の日に外に干したい時、直射日光を避けて物干ししたい時などに便利です。

1-6.屋外のちょっとした日よけスペースになる

家の外に、屋根付きでものを置けるちょっとしたスペースがあると、なにかと便利なものです。保管袋に入れたスタッドレスタイヤを置いている家も多くあります。

2屋根のある駐車場の種類とは?カーポートとガレージの違いやメリット・デメリット

屋根のある駐車場は、「カーポート」と「ガレージ」の2つに大別されます。カーポートとガレージの違いがよくわからないという人もいるのではないでしょうか。

2-1.カーポート

カーポートは、柱と屋根のみで構成された駐車場です。カーポートは柱と屋根を設置すればいいので、素材や大きさで価格は異なるもののガレージよりリーズナブルに施工でき、工期も短くて済みます。柱と屋根だけの作りのオープンな作りなので、車の出入りも簡単で、人はどこからも自由に出入りできるのも便利でしょう。

ただしカーポートはオープンな作りの分、横から吹き込む雨風などは当たります。台風によって飛んできたもので車が傷付く可能性もあります。また、壁がないので車を劣化から守る効果や、防犯性は完璧とはいえません。耐久性もガレージと比べれば低く、極端な大雪で潰れたり、極端な強風で倒れたりする可能性もゼロとはいえない点がデメリットです。

2-2.ガレージ

ガレージは、三方を壁で囲まれた車庫のことで、シャッターを締めれば四面すべてを囲める建物です。カーポートとの大きな違いは壁のある点で、紫外線や風雨から車をしっかり守れるのが大きなメリットです。防犯性も高く、車へのいたずらや盗難を防げるでしょう。スタッドレスタイヤやアウトドア用品、車の工具などもよい状態で保管できます。

一方でガレージは、カーポートより広い設置スペースが必要になります。設置する場所によっては、圧迫感が出てしまったり見通しが悪くなったりしてしまいかねません。カーポートと比べ、しっかりした作りの分、費用も高額になります。

3.カーポートの種類とは?

カーポートには、次のような種類があります。

3-1.片流れタイプ

屋根を支える柱が片方だけにある「片流れタイプ」なら、省スペースで設置できます。車を停めたい場所が狭かったり形がきれいな長方形ではなかったりする時に、両脇に柱を立てるスペースがなくても設置できます。

3-2.両足支柱タイプ

両脇に支柱のある、もっともスタンダードなカーポートが「両足支柱タイプ」です。左右対称のデザインで、安定感・安心感も抜群です。

3-3.後方支持タイプ

屋根を両脇から支える柱を、後方に寄せたのが「後方支持タイプ」です。柱を後方に寄せるだけで、まるで屋根だけ浮いているかのように、柱が目立たなくなります。また、動線上どうしても柱の邪魔になる場合にも、柱の位置を後方にずらすことで解決する可能性があるでしょう。

3-4.2台用タイプ

車2台を並べて駐車できるタイプのカーポートです。1台用のカーポートより強度が必要になり、価格も高くなります。2台並べて駐車できて便利にはなりますが、圧迫感が出るので、素材は半透明のものにするなどするといいでしょう。

3-5.3台以上タイプ

かつて3台駐車できるカーポートは片側だけで3本の柱が必要だったものの、近年では1台・2台用と変わらず片側2本ずつの柱で支えられるようになりました。3台停める必要はなくても、いっそのことアプローチまで屋根をかけてしまった方がすっきりする場合もあります。

3-6.木調タイプ

カーポートに使われる素材は、主に次のようなものが主流となっています。

・ポリカーボネート板
・熱線遮断ポリカーボネート板
・熱線遮断FRP板

カーポートの種類によっては、オプションで木調カラーも選べます。圧迫感を与えない素材やカラーを選ぶのもいいですが、木調カラーで住宅とコーディネートするなどして、インパクトを出すのもおしゃれです。

3-7.アルミタイプ

柱だけでなく屋根までアルミ素材で統一したカーポートも、スタイリッシュで大変おしゃれに決まります。ブラックで統一したカーポートは、インパクトも抜群です。

4.ガレージの種類とは?

ガレージには、次のような種類があります。

4-1.独立したガレージ

敷地内に独立した小屋のようなガレージを建てる場合、屋根・柱・壁のある建造物の扱いになるため、建築確認申請が必要になります。また、固定資産税も掛かることになるので注意しましょう。カーポートより費用は掛かるものの、組み立てるだけの既製品を設置するだけなら、比較的安価に建築できます。ただし、照明やコンセントなどを設置したいなら電気工事も必要です。

4-2.ビルトインガレージ(増築)

独立したガレージとは異なり、住宅と直接つながるようにガレージを増築するのがビルトインガレージです。ガレージ内から直接住宅内に出入りできるようにすれば、雨に濡れることもなく、重い荷物を運び入れる時などにも便利でしょう。

4-3.ビルトインガレージ(減築)

ビルトインガレージを増築するには、敷地が必要です。敷地が足りず独立したガレージや増築するビルトインガレージを新設するのが難しい場合には、1階の部屋を潰してガレージにする方法があります。

5.まとめ

屋根のない駐車場は、カーポートやガレージに外構リフォームすれば屋根のある駐車場にできます。屋根のある駐車場は、雨に濡れずに乗り降りできたり車を劣化から守れたりと、メリットが数多くあります。屋根のある駐車場には、カーポートとガレージがあるので、それぞれのメリット・デメリットや自身の生活スタイル・予算などを加味しながら決めましょう。

「フェンス工業株式会社」は、1975年の創業以来、地元千葉の皆様にご愛顧いただいている外構・エクステリア・ガーデニング工事の専門店です。お客様のご意向を丁寧にお伺いし、形にできるように誠心誠意対応いたします。屋根のある駐車場に外構リフォームしたいとお考えの方も、まずはお気軽にご相談ください。

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