2024年01月17日

外から丸見えの家はデメリットがいっぱい?改善のためのポイントを紹介!

外から丸見えの家は、開放感があるというメリットと、防犯面やプライバシーの観点から伸び伸びと生活できないというデメリットがあります。より落ち着いて暮らすためにも、やはりある程度外からの視線が遮れるような工夫を行うのがおすすめです。そこで今回は、外から丸見えにならないような家にデザインする方法と、リフォームで外からの視線を遮る方法について詳しくご紹介します。

1.外から丸見えの家が持つメリットとデメリットとは?

外から丸見えの家は、オープン外構と呼ばれています。道路と敷地をフェンスや植栽で仕切らない形式の外構スタイルです。一方で、門やフェンス、門扉などで道路と敷地が仕切られているタイプをクローズド外構と呼びます。ここでは、外から丸見えのオープン外構が持つメリットとデメリットを見ていきましょう。

1-1.外から丸見えの家が持つメリット

外から丸見えの家が持つメリットとしては、開放感のある空間にできるという点があげられます。とくに、都心部など敷地が狭い場合には、オープン外構にすることでより広々とした印象を与えられるでしょう。また、新築住宅を建設する場合であれば、外構をシンプルにすることで費用を大幅に抑えることにもつながります。ライフステージに合わせて、少しずつ外構を整備していきたいという方にもおすすめです。

1-2.外から丸見えの家が持つデメリット

外から丸見えの家は、敷地の内部と外部の境目がわかりにくいため、通行人や動物が敷地内に入ってきやすいというデメリットがあります。とくに、近隣の家が動物を飼っている場合には、糞尿などのトラブルにもなりやすく注意が必要です。また、通行人がショートカットのために、敷地内に侵入してしまう可能性もあるでしょう。

さらに、プライバシーの観点からも、外から丸見えの家はあまりおすすめできません。第三者からリビングの様子が丸見えになり、落ち着いて生活できないと感じる人も多くいます。生活スタイルや生活のリズムが外からわかる状態のため、防犯面でも危険が高まるでしょう。

また、子どもやペットがいる家庭であれば、飛び出し事故につながる可能性が高まります。道路と敷地内との境界がないため、家からでたタイミングで、道路に飛び出してしまうことも増えるでしょう。また、庭でボール遊びをしているタイミングや、生き物を追いかけていたタイミングで、図らずしも道路に飛び出す危険性もあります。

2.外から丸見えの家にならないようにデザインする方法

上記で解説した通り、外から丸見えの家にはさまざまなデメリットが存在します。ここでは、外から丸見えの家にならないようにデザインするポイントについて詳しくご紹介します。

2-1.窓の位置に気をつける

窓の位置が近隣の家と同じ位置にあると、お互いに視線が気になってしまいます。できるだけ窓の位置が重ならないよう工夫してデザインしてください。また、人の目の高さから窓の位置をずらすのもおすすめです。地窓や高窓であれば、ブラインドやカーテンをつけなくても外から丸見えになることがありません。

2-2.リビングを2階に設置する

リビングは家族が長い時間を過ごす場所でもあり、十分な日当たりを確保したいという方も多いのではないでしょうか。そういった場合には、リビングを2階に設置するのも一つの手です。そうすることで、リビングが通行人から丸見えになるのを防ぐことが可能です。

3.外から丸見えの家を改善するための方法

中古で住宅した購入が外から丸見えの場合や、既に完成してしまっている住宅の場合でも、色々な工夫を行うことで外から丸見えにならないような状態にすることも可能です。ここでは、外からの視線を遮るためのポイントをご紹介します。

3-1.ブラインドやミラーレースカーテンを室内に取り付ける

手軽に目隠しを行いたい場合には、ブラインドやミラーレースカーテンを取り入れてみましょう。ブラインドは、 羽の向きを調節することで、光の量と外からの視線を上手にコントロールできます。また、ミラーレースカーテンとは、太陽の光が反射する繊維を使ったカーテンのことで、昼間でも人の視線を遮ってくれます。ひとまず大規模な工事を行う前の応急処置としてもおすすめです。

3-2.ブラインドを室外に取り付ける

室外にブラインドを取り付けるという方法もあります。最近では、電動シャッターのように簡単に開閉できる外付けブラインドが人気を集めています。自然な光や風を採り込みながら、外からの視線だけを上手に遮れるでしょう。室内に取り付けるブラインドやカーテンに比べてコンパクトでスマートなデザインなので、見た目がすっきりとまとまるのも魅力です。また、目隠し効果だけでなく、夏場には暑さをやわらげる効果も期待できます。

3-3.目隠しフェンスを取り付ける

道路と敷地の境目にフェンスを取り付けて目隠しを行うのもプライバシーを高めるのに有効です。そうすればリビングの窓を開けて過ごしたり、庭をリビングの延長上として利用したりすることも可能になります。目隠し用のフェンスを取り付ける際には、風通しに十分気をつけて設置してください。隙間のない壁で覆ってしまった場合、風を室内に取り込みにくくなります。フェンスには、風通しを確保できるよう、適度な隙間を作っておくのが重要です。また、隙間からの視線隠しには葉が茂った植栽を併せて利用するのがおすすめです。

フェンスには、スタイリッシュなアルミでできたものや、あたたかい雰囲気に仕上がるウッドタイプのものまでさまざまな種類のデザインがあります。家のデザインや外構のデザインに合わせて選ぶのがポイントです。

3-4.カーポートに目隠しをつける

自宅にカーポートがある場合には、そこにサイドパネルと呼ばれる側面パネルをつけることで目隠しをすることも可能です。とくに、近隣住居との距離が近く、プライベート空間を確保しにくいという場合におすすめです。また、サイドパネルを取り付けることは、風や紫外線から車と人を守ることにもつながります。カーポートは存在感が大きく、見た目のイメージに大きな影響を与える部分でもあるため、デザインにこだわって選ぶようにしてください。

3-5.樹木や生垣を植える

自然な形で外からの視線を遮りたいという場合には、樹木や生垣を植えるのが良いでしょう。樹木を選ぶ際には、どの程度目隠ししたいのか、その範囲を確認しておくことが大切です。たとえば、光を採り込みながらさりげない目隠しを行いたい場合には、横に枝が広がる木を一本植えるだけでも十分効果が期待できます。

アオダモやケヤキなどの横に枝が広がるタイプの樹木を選びましょう。また、しっかりと視線を遮りたいという場合には、同じ種類の木を並べて完全に視線を遮ることも可能です。イヌツゲやカイヅカイブキなどの枝が密に茂っているものを選びましょう。

樹木を選ぶ際には、庭のデザインや家のデザインに合わせたものを選ぶのがポイントです。洋風に仕上げたい場合にはシマトネリコやカイヅカイブキ、和風に仕上げたい場合にはイロハモミジやケヤキなどが良いでしょう。全体の調和が取れるよう、そのほかの外構の雰囲気に合わせたものを選ぶようにしてください。

4.まとめ

今回は、外から丸見えの家が持つメリットとデメリットについて、また外から丸見えにならないようにするためのポイントについてご紹介しました。外から丸見えの家には、防犯面やプライバシーの面から、落ち着いて暮らしができないというデメリットがあります。カーテンやブラインドを利用したり、フェンスや植栽を設置したりして、落ち着いて伸び伸びと暮らせる家にリフォームするのがおすすめです。

千葉市にあります「フェンス工業株式会社」では、外から丸見えの家を過ごしやすい住宅に変えるためのリフォームをお手伝いさせていただきます。エクステリアやガーデンプランニング、より適したカーポートへの設置など、お客様のご要望と家のデザインに合わせた改善策をご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。