2023年12月14日

新築の外構の施行費用は?外構工事を安く抑えるコツのご紹介


新築の家を建てる時は、理想のマイホームにするためにデザインや設備にこだわりたいものです。しかし、こだわるほどに費用が高くなるため、外構工事の費用はできるだけ安く抑えたい方もいらっしゃるでしょう。費用を安く抑える施工方法はあるのか気になります。ここでは、新築の外構で最低限行うべき工事とともに、外構工事の安く抑えるコツをご紹介します。

1.新築の外構工事を行うメリット

外構工事は、快適な住空間を作り出すためにも必要な工事です。新築の外構工事を行うメリットは、次の3つがあげられます。

1-1.プライバシーを確保できる

外構工事では、フェンスや生け垣を設けることが一般的です。これにより、敷地の境界を明確にし、外部からの視線を遮れます。境界設定は住宅のプライバシーを確保するだけでなく、外部からの不要な視線や侵入を制限するため安全面でも有益です。

1-2.開放的な空間を作り上げられる

外構工事によって、家の敷地内に専用のプライベートスペースを作れます。デッキやテラス、庭などは、家族や友人とのくつろぎの場として機能するほか、外部の視線から守られた開放的なスペースです。

1-3.収納スペースを広げられる

外構工事を通じて、庭に収納スペースを作成できます。物置や小屋を建てることで、庭道具、バーベキューグリル、季節ごとのアイテムなどを収納できます。スペースを最適化し、有効に利用できるようになるため、収納スペースが増えるだけでなく、庭やエクステリア全体の美しさや機能性も向上するでしょう。

2.外構工事の種類

外構工事は大きく3つの種類に分けられ、それぞれ異なる特徴を持ちます。

2-1.クローズ外構

クローズ外構は、外部から見えにくいように工夫された庭やエクステリアのデザインです。高い塀、生け垣、フェンスなどで外部からの視線を遮り、プライバシーの確保に重点を置いています。外部から見えにくくするだけでなく、不審者や侵入者を防ぐセキュリティ性の高さも特徴です。ただし、敷地境界線と住宅が近すぎると閉塞感があるため、十分な間隔がある新築住宅に向いています。

2-2.オープン外構

オープン外構は、閉塞感のある高い壁やフェンスは設置せず、低いフェンスや生け垣などの開放感のあるデザインです。外部からの視線を遮るのは難しくなりますが、自然光を取り込みやすく健康的な住空間になります。ただし、窓の位置によっては家の中の様子が丸見えになるので注意が必要です。

2-3.セミクローズ外構

セミクローズ外構は、クローズ外構とオープン外構のメリットを合わせたもので、プライバシーと開放感を兼ね備えたデザインです。どこをクローズにするか、オープンにするかは、しっかり検討する必要があります。玄関はオープンに、浴室周辺はクローズにするなど、快適な居住空間になるようデザインしましょう。

3.新築の外構工事費用を抑えるコツ

新築の外構工事の費用を抑えるコツは、次の5つです。

3-1.住宅メーカーではなく外構工事専門店に依頼する

新築の外構工事は、建物と合わせて住宅メーカーに依頼する方が多いようです。しかし、住宅メーカーの多くは、外構工事は外注して行うため、中間マージンが発生します。外構工事専門店は、自社施工で行っているお店がほとんどであるため、中間マージンがなく費用を抑えられるでしょう。また、外構に特化した専門的な知識や経験を持っており、専門的な視点から工事を進められるのも利点です。

3-2.DIY工事する

自分でできる箇所は、DIYすると費用を抑えられます。人工芝を敷いたり、花壇を作ったりするのは、比較的簡単に行えます。難しい箇所は業者に依頼し、できる部分はDIYすると良いでしょう。

3-3.植栽の工夫

安くてメンテナンスしやすい植栽を選ぶことで、外構工事の費用を抑えられるうえに、メンテナンス費用を抑えることも可能です。

3-4.小規模な工事から始める

小規模な工事は、大規模な工事よりも予算を管理しやすい傾向があります。工程も少なく必要な資材が少ないため、費用の見積もりが容易で、予算をオーバーするリスクが低減します。また、将来的に追加の工事を行う余裕が生まれるのも利点です。必要に応じて段階的に進めることで、予算やニーズに合わせた工事ができます。必要な機能やデザインが確定していない場合は、まずは小さな工事から始めて、実際の利用や雰囲気を確認しながら進めるのが良いでしょう。

3-5.雑草対策や駐車場なら砂利敷きにする

砂利は比較的安価な素材です。他の敷材に比べてコストが低いため、外構工事にかかる費用を抑えられます。また、砂利の施工作業は比較的シンプルで、専門的な技術や複雑な工具が少なくて済みます。施工工程が迅速かつ簡略化され、それに伴う人件費が削減されるでしょう。砂利を敷くと雑草が生えにくくなるため、草むしりや定期的なお手入れの必要が減り、保守コストを低く抑えられるのも魅力です。

4.最低限やっておくべき外構工事

できるだけ費用を抑えて外構工事をしたい場合でも、最低限やっておくべき工事は次の4つです。

4-1.境界部分

外構工事では、最低限境界部分の工事を行う必要があるでしょう。境界部分は隣地との境界線であり、法的な規制が存在します。建物や植栽が境界を越えてしまうと、隣地とのトラブルの原因となり得ます。法的な問題を避けるためにも、境界部分を明確にすることが重要です。また、境界部分には隣地からの視線や侵入を制限するための要素が含まれます。プライバシーやセキュリティ性を確保するためにも、境界部分の工事は必要です。

4-2.駐車場

自動車を所有している場合は、駐車場は最低限必要な外構工事です。駐車場がないと、車を野ざらしで駐車しなければならず、雨の日は泥で車体が汚れてしまうでしょう。自動車の劣化にもつながります。コンクリートなどで舗装した駐車場を作ると、自動車を安全かつクリーンに駐車できます。

4-3.アプローチ

新築の外構工事においては、アプローチも最低限行っておきたい工事です。アプローチは、門から家の玄関までの空間で、来客があった時一番に目につく場所です。アプローチが整っていないと、表札やインターホン、ポストなどを設置できません。そうなると、荷物の受け取りや来客の対応など、日常生活が不便になります。また、アプローチが整備されていないと、雨の日は足が泥だらけになる可能性もあります。

4-4.雑草対策

雑草対策も、必要最低限やっておきたい外構工事です。材摠対策といっても、除草シートを敷いたり、コンクリート舗装にしたりと、さまざまな方法があります。雑草対策を行わないと、梅雨の季節などはすぐに雑草が蔓延ってしまい、草抜きや草刈りをするのが大変です。最初から対策をしておくことで、メンテナンスの手間が省けます。

5.まとめ

新築の外構工事の費用は、工夫することで抑えることが可能です。できる部分はDIYしたり、中間マージンを抑えるために外構工事専門店に依頼したりできます。ただし、外構工事の費用を抑えたいからといって、必要な工事を省いてしまうのは禁物です。とくに境界部分や駐車場、アプローチはきちんと施工することをおすすめします。

「フェンス工業株式会社」は、千葉県を拠点とし外構・エクステリアの工事を承っている会社です。1975年に創業以来、地域密着型で地元の方々に丁寧な施工とサービスを提供し、高い支持をいただいております。アフターサービスにも力を入れており、不具合などがあった場合は迅速に対応いたしますのでご安心ください。外構工事を検討されている方は、いつでもお気軽にご相談ください。